水泳部の中学生が更衣室に1時間半以上閉じ込められ熱中症疑いで搬送 顧問の教員が盗難防止のため鍵かける 岡山市

水泳部の中学生が更衣室に1時間半以上閉じ込められ熱中症疑いで搬送 顧問の教員が盗難防止のため鍵かける 岡山市
KSB瀬戸内海放送 2023/8/10(木) 11:56配信

 8月3日、岡山市立中学校で水泳部の生徒が誤って更衣室に1時間半以上閉じ込められ、熱中症の疑いで病院に搬送されていたことが分かりました。

 岡山市教育委員会によりますと、8月3日午前9時ごろ、岡山市立中学校で水泳部の2年生の男子生徒(14)が、更衣室で着替えていたのに顧問の教員が気付かず、貴重品の盗難防止のため鍵を外側からかけました。

 練習前の点呼で男子生徒がいないことから教員らが捜し、約1時間40分後に更衣室で生徒を見つけて熱中症の疑いで病院に搬送しました。現在は快方に向かっているということです。

 生徒は天井に近い小窓を開け、持っていた水筒で水分補給をしながら扉を叩いて助けを求めていたということです。

(岡山市/大森雅夫 市長)
「教育委員会と学校には、当該生徒の心のケアや再発防止の対応を検討していくようにという指示はしたところであります」

市教育委員会によりますと、校長は「一歩間違えれば命の危険がある状況だった」と謝罪した上で、翌日には更衣室の鍵を内側からも開けられるものに交換したということです。

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