明海大で学生の個人情報流出 浦安キャンパス元職員、飲食店で書類紛失 裏紙として使おうと持ち帰り
千葉日報オンライン 2023/8/25(金) 19:30配信
明海大学浦安キャンパス(浦安市)で留学生らの修学サポートをしていた元職員が、学生の個人情報を流出させていたことが25日、同大への取材で分かった。2011年に在籍していた学生20人の氏名や学籍番号などが記載されていた資料2枚が流出した。
同大によると、元職員は10年8月〜18年8月末まで同キャンパスで働いていた。勤務中に使った書類の一部を裏紙として利用するため無断で持ち帰り、飲食店で紛失した。資料を拾った人から郵便物が18日、同大に届き発覚した。
資料には氏名・学籍番号のほか、所属学部学科と学年が記載されていた。住所や生年月日、連絡先は記載されていなかった。FAX送付状様式など約100枚も流出していた。元職員は「他に持ち出した書類は全て廃棄した」と話しているという。現時点で個人情報の悪用は確認されていない。
同大は今後再発防止に向けて教職員に対し、個人情報などの管理について意識の再徹底を図るとしている。