特別支援学級で体罰 担任「指導うまく進まず」あざできるほどつねる
朝日新聞デジタル 2023/8/29(火) 20:00配信
特別支援学級の児童に体罰をしたとして、兵庫県教育委員会は29日、尼崎市立小学校の男性臨時講師(66)を同日付で減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にし、発表した。
県教委によると、講師は5〜7月、担任を務める特別支援学級の小学3年生の男子児童に対し、算数や国語の指導がうまく進まなかったことにいらだち、数回にわたり頰をつねったり手をたたいたりした。
頰にあざをみつけた両親からの連絡で発覚。講師は県教委の聞き取りに「体罰はいけないとわかっていてもやってしまう心の弱さがあった」と説明したという。
県教委はほかに、覚醒剤所持の疑いで逮捕、起訴されたを懲戒免職処分とした。県教委の聞き取りに対し、覚醒剤を複数回使用したことを認めているという。(熊谷姿慧)