レスリング部員に「何をやってもだめだな」、モップの柄でたたく暴力…鹿屋中央高監督が体罰
読売新聞オンライン 2023/9/12(火) 7:30配信
鹿児島県鹿屋市の鹿屋中央高は11日、レスリング部の男性監督(40歳代)が複数の部員に体罰を行ったとして、部活動の指導から外していることを明らかにした。かごしま国体のレスリング少年男子の監督も務めており、県レスリング協会に辞任を申し出たという。
同校によると、監督は4〜9月、部員数人に対し、練習場の床の汗を拭き取るモップの柄でたたいたり、尻を蹴ったりした。「何をやってもだめだな」などの発言もあったという。部員のけがや体調不良は確認されていない。
複数の部員が5日に学校に相談して発覚。監督は「指導とは異なる技の掛け方や、けがにつながる危険な動きを見た時にやった。不適切な指導で反省している」などと認めたという。吉満豊副校長は「あってはならないこと。部員の心のケアを一番に考え、再発防止に取り組む」と話した。
県レスリング協会は、国体の監督を交代する調整を進めているという。