チェーンでバスケ部の後輩を縛り平手打ち、不登校に…校長「いじめに該当する」

チェーンでバスケ部の後輩を縛り平手打ち、不登校に…校長「いじめに該当する」
読売新聞オンライン 2023/9/23(土) 18:47配信

 福岡市の私立中学校のバスケットボール部で、1年の男子生徒が複数の上級生から鉄製のチェーンで体を縛られて顔を平手打ちされるなどの暴行を受け、けがをしていたことがわかった。生徒は不登校になっている。生徒側は福岡県警に被害届を提出し、受理された。

 学校によると、男子生徒は12日夕、部活の練習後に体育館の倉庫で2、3年生3人に首と手足をチェーンで縛られ、顔を複数回平手でたたかれるなどした。顔や首などを負傷し、翌日から欠席している。

 生徒の保護者からの訴えを受けて学校が部員らに聞き取り調査を行い、福岡県に概要を伝えた。25日に校内の「いじめ対策委員会」を開いて事実関係や今後の対応を確認し、県に文書で報告する。バスケ部は現在、活動停止となっている。

 学校の調査では、生徒が過去にも暴行を受けていたとの情報があるという。校長は「いじめに該当すると認識している。被害生徒の心のケアに最優先で取り組みたい」と話した。

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