学校女子トイレに盗撮カメラ、水筒へ自身の体液 元中学教諭に有罪判決 千葉地裁「立場利用し悪質」
千葉日報オンライン 2023/9/29(金) 14:07配信
盗撮目的で中学校の女子トイレに侵入したなどとして、建造物侵入や器物損壊罪に問われた市川市立第五中学校の元教諭、兼村豪被告(35)=東京都清瀬市=の判決公判が29日、千葉地裁であり、土倉健太裁判官は「中学校の教師という立場を利用し、犯行は一層悪質」として懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役3年)の判決を言い渡した。
土倉裁判官は判決で「勤務先の学校の女子トイレに、盗撮目的で常習的に小型カメラを設置した」と述べ「教員に対する信頼に与えた影響は相当大きい」と非難した。動機は職場での人間関係によるストレスという主張は「自己の性欲から犯行したのであり、酌量の余地はない」と指弾した。
一方で反省の態度を示し、懲戒免職となったことなどを踏まえ、執行猶予付き判決とした。
判決によると、1〜2月、同校の女子トイレに盗撮目的で侵入し、同校で2人の水筒に自身の体液を入れたほか、自宅で児童ポルノが記録されたパソコンを所持した。
千葉県市川市内の中学校の女子トイレに侵入したとして、34歳の教諭の男が2月8日までに逮捕されました。
建造物侵入の疑いで逮捕されたのは、市川市の公立中学校の教諭・兼村豪容疑者(34)です。
警察によりますと、兼村容疑者は7日午前7時半ごろ、市川市内の公立中学校の女子トイレに侵入した疑いがもたれています。
調べに対し兼村容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているということです。
7日昼過ぎ、中学校の校長から警察に「女子トイレの天井に不審な機械が取り付けられている」と通報があり、警察が関係者などへ聞き取りしたところ、女子トイレに入る兼村容疑者の目撃情報などがあったということです。
警察は、兼村容疑者の余罪の有無などについても詳しく調べています。