児童の個人情報を投稿疑い、四谷大塚元講師と法人を書類送検 逮捕の2人、LINEで盗撮謀議

児童の個人情報を投稿疑い、四谷大塚元講師と法人を書類送検 逮捕の2人、LINEで盗撮謀議
産経新聞 2023/10/2(月) 11:21配信

教え子の女児を盗撮した疑いなどで逮捕された中学受験塾大手「四谷大塚」(東京都中野区)の元講師、森崇翔(そうしょう)容疑者(24)=東京都日野市=が、交流サイト(SNS)のチャットグループに児童らの個人情報を流出させたとして、警視庁少年育成課は2日、森容疑者を個人情報保護法違反(盗用)の疑いで書類送検した。同法の両罰規定に基づき、法人としての四谷大塚も書類送検した。

書類送検容疑は、6〜8月、四谷大塚の受講生のデータベースで得た女児数人の氏名や住所、小学校名などの個人情報を、盗撮した画像とともに10数人が参加するチャットグループに流出させたとしている。調べに対し、森容疑者は「(グループの参加者に)リアルに感じてもらいたかった」、四谷大塚側も「管理体制に不備があった」と容疑を認めている。

一方、少年育成課は2日、小学女児を盗撮した性的姿態撮影処罰法違反(撮影)の疑いで、森容疑者を再逮捕し、同じ校舎に勤める元同僚の中村成美容疑者(26)=東京都あきる野市=を逮捕したと発表した。森容疑者の逮捕は3回目。

逮捕容疑は、8月上旬ごろ、中村容疑者が担当する授業中に森容疑者が交代して教室に入り、受講していた女児(7)を椅子に立たせ、スカートにスマートフォンを入れて盗撮。画像を中村容疑者にLINEで送信したとしている。

少年育成課によると、当日は夏期講習で、出席したのは女児1人のみ。犯行の5日ほど前から、両容疑者はLINEで盗撮する女児を話し合って決めていたとみられる。

花のスケッチの授業で、中村容疑者が休憩すると言って代わりに森容疑者が教室に入った。森容疑者は女児に「いろんな角度から観察してごらん」と声をかけ、椅子に立たせたという。

森容疑者は「我慢できずスマホで盗撮した」と容疑をおおむね認め、中村容疑者は「教室に森容疑者を呼び入れ、盗撮してもらった」と認めているという。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする