小学校で「重大事態」認定の”いじめ” 被害児童から聞き取りせず「報告書」作成 福岡・吉富町

小学校で「重大事態」認定の”いじめ” 被害児童から聞き取りせず「報告書」作成 福岡・吉富町
TNCテレビ西日本 2023/11/10(金) 18:22配信

福岡県吉富町の小学校で、いじめが原因で女子児童が不登校になった際、調査委員会が女子児童に聞き取りをしないなど、国のガイドラインに沿わずに対応していたことがわかりました。

この問題は今年1月、吉富町にある小学校で、放課後、女子児童が同級生から「死ね」などと言われ、暴力を振るわれたものです。

女子児童はその後体調を崩し、学校を休んでいました。

学校は今年4月、いじめの「重大事態」に認定し、その後、校長を委員長とする調査委員会を設置。

調査委員会は10月下旬に報告書をまとめ、いじめの事実を認めていました。

しかし、調査委員会は、国のガイドラインで示されている被害児童やその保護者への聞き取り調査をしていなかったということです。

校長は、調査委員会の設置前に女子児童から聞き取りを行い、報告書を作成したとしていて、今後、調査委員会として改めて聞き取りをするかどうかについては未定としています。

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