現金89万円を着服。業務上横領罪の高知県中学校体育連盟の元理事長に懲役1年6か月・執行猶予3年【高知】
RKC高知放送 2023/11/30(木) 17:04配信
高知県中学校体育連盟の元理事長が連盟の口座から現金89万円を着服したとして、業務上横領の罪に問われていた裁判で高知地裁は11月30日、懲役1年6か月・執行猶予3年を言い渡しました。
業務上横領の罪に問われていたのは、県中学校体育連盟の元理事長・川村真弘被告(44歳)です。起訴状などによりますと、川村被告は去年4月から今年4月の間に高知市内の銀行などで連盟の会長名義の口座から不正に現金89万円を引き出し着服したとして、業務上横領の罪に問われていました。
30日の裁判で稲田康史裁判長は「連盟に財産的損害を与え、公務員に対する信頼を著しく損なうものであり、厳しい非難を免れない」「1年間にわたり横領行為を繰り替えし、刑事責任を軽く見ることはできない」と指摘。一方で、事実を認め反省し被害の全額を返していることなどを考慮し、川村被告に懲役1年6か月・執行猶予3年を言い渡しました。
高知県中学校体育連盟の元理事長の男が連盟の口座から現金を横領した疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは高知市春野町の県中学校体育連盟の元理事長川村真弘容疑者(43)です。
高知県警の調べによりますと川村容疑者は去年4月県中学校体育連盟の口座から現金およそ25万円を横領した業務上横領の疑いが持たれています。
川村容疑者は当時理事長だったため連盟の口座から現金を自由に引き出せる立場でした。勤務時間中に銀行の窓口へ向かい現金を引き出したとみられています。
川村容疑者は「間違いありません」と容疑を認める供述をしているということです。
高知市の中学校の教諭だった川村容疑者は今年4月に酒気帯び運転の疑いで摘発され、県教委から懲戒免職の処分を受けています。
20日付けで懲戒免職となったのは県中学校体育連盟の理事長で高知市の城北中学校に勤務する川村真弘(かわむら・まさひろ)教諭(43)です。川村教諭は今月8日の未明、高知市内を車で走行中、酒気帯び運転の疑いで県警に摘発されていました。
県教育委員会によりますと川村教諭は勤務先の城北中の懇親会など4軒をはしごし、ビールやハイボールなどおよそ20杯を飲んだ帰りだったということです。県教委の調査に対し「代行を呼ぼうとしたが1時間以上かかるといわれ、そこから先は記憶がなく、気付いたらパトカーの中だった」と話しているということです。