講師の派遣がなくなっても尾花沢市に委託料請求 スポーツクラブ運営のNPO法人が不正受給

講師の派遣がなくなっても尾花沢市に委託料請求 スポーツクラブ運営のNPO法人が不正受給
YBC山形放送 2023/12/1(金) 18:42配信

山形県尾花沢市でスポーツクラブなどを運営するNPO法人が、市から委託されたスポーツ教室の一部で講師を派遣せず、100万円を超える委託料を不正に受け取っていたことが分かりました。

不正受給をしていたのは尾花沢市のNPO法人「尾花沢総合スポーツクラブ」です。尾花沢総合スポーツクラブによりますと、悪天候などでスポーツ教室が中止となった場合にも、講師派遣などの委託料を市に請求し、2018年4月からおよそ5年半の間に、113万円を不正に受け取っていたということです。本来、講師の派遣がなくなった場合は、市にその分の請求をすることはできませんが、クラブでは講師の派遣費も含め委託事業全体の費用として請求していました。
市の社会教育課から9月上旬、講師の派遣の際に必要となるバスの稼働件数が少ないとの指摘があり、実績と照らし合わせたことで発覚しました。クラブ側は、講師を派遣していない場合には、費用を請求できないことをこのときに初めて認識したとしています。クラブでは再発防止策として市と十分に相談することや実績の報告のタイミングを早めるなどの措置を行うということです。市は、講師の派遣費を巡る認識の共有が不十分だったなどとして刑事告訴は行わない方針です。

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