知事に「政治判断」求める声あがる…謝罪も「法的責任は別」賠償応じない姿勢 道立江差看護パワハラ自殺
HTB北海道ニュース 2023/12/12(火) 18:47配信
道立江差高等看護学院でのパワハラ自殺問題を巡り、道が賠償に応じない考えを示し遺族側との交渉が難航していることについて、道議会で知事の政治判断を求める声が上がりました。
小泉真志道議(民主・道民連合)
「この混乱を終息させるためには知事の政治判断しかない。回答書を破棄して謝罪をして改めて示談交渉に臨むべきだと考えるが。」
鈴木直道知事)
「現在、道と遺族側双方の代理人弁護士を通じて協議をしている。引き続き遺族側の意向などを伺いながら丁寧かつ誠意を持って対応する。」
2019年に江差高等看護学院の男子学生が自殺した問題では、第三者委員会が3人の教師による4件のパワハラを認定し、自殺との「相当因果関係」を認めました。
道はこの認定を受け入れ謝罪しましたが、「法的責任は別」だとして自殺の賠償には応じない考えを示しています。
こうした道の対応に遺族側は不信感を抱いていて、道に対し第三者委員会の認定結果を踏まえた対応を求めています。
赤根広介道議(結志会)
「知事はご自身の果たすべき役割をどう認識し、どのように対応してきたのか。」
鈴木直道知事)
「代理人弁護士の見解やご遺族との協議経過を踏まえ最終的には私が判断するもので双方による協議が引き続き必要である。」
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