「言うこと聞かない子に暴力ふるうのが日常」、別の中高生暴行容疑で追送検…放課後デイ代表ら3人

「言うこと聞かない子に暴力ふるうのが日常」、別の中高生暴行容疑で追送検…放課後デイ代表ら3人
読売新聞オンライン 2023/12/27(水) 15:10配信

 障害がある子が通う放課後等デイサービス施設「アルプスの森」(大阪府吹田市)で送迎時の安全管理を怠り、昨年12月に中学生を川で溺死させたとして運営会社代表ら2人が逮捕された事件で、大阪府警は27日、別の中学生ら2人を蹴るなどしたとして、代表の宇津慎史被告(60)(暴力行為等処罰法違反で起訴)ら3人を暴行容疑で追送検した。

 他の2人はいずれも職員で、宇津被告の兄の雅美(65)、棟方日出海(62)両被告(同法違反などで起訴)。府警は、起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。
 発表では、宇津被告ら3人は2〜4月、施設内などで通所者の男子高校生(16)や男子中学生(14)の脚を蹴ったり、顔面を殴ったりしたほか、頭を壁にぶつけるなどした疑い。2人への暴行行為は17件に上るという。
 3人はいずれも容疑を認め、宇津被告は「言うことを聞かない子に暴力をふるうのが日常だった。他の子にも暴行していた」と供述している。

 2人のけがは確認されなかったが、府警が施設の防犯カメラの映像を調べたところ、3人が暴行する様子が映っていたという。

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