ロシア人教授、スパイ容疑で逮捕 エストニア最古の有名大学で教鞭

ロシア人教授、スパイ容疑で逮捕 エストニア最古の有名大学で教鞭
朝日新聞デジタル 2024/1/18(木) 7:56配信

 エストニア最古の有名大学、タルトゥ大で国際政治を教えるロシア人教授が、エストニア治安当局から反国家的行為の疑いで逮捕された。16日に発表した大学側は「当局の決定に疑問を呈する理由はない」とし、本人の申し出により、11日付で契約を打ち切ったことを明らかにした。

 3日付で逮捕されたのは同大ヨハン・シュッテ政治学研究所のビアチェスラフ・モロゾフ教授(51)。学長は16日、「我が国の安全保障を危険にさらす可能性のある、いかなる行為も明確に非難する」とする声明を出し、当局の捜査に協力する意向を示した。

 エストニア公共放送ERRは治安当局者の話として、モロゾフ氏がロシアを定期的に訪れ、ロシア側に情報を提供していたと伝えた。検察当局は「諜報(ちょうほう)活動は複数年にわたって行われていた」と語ったという。

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