【体罰に認定】児童が座っていた椅子を小学校教諭が蹴り、椅子が抜かれ「上からドンっと」転倒 児童にけがはなし
RKK熊本放送 2024/2/22(木) 18:48配信
熊本市の体罰等審議会は、児童が座っていた椅子を蹴り転倒させたとする小学校教諭の行為を体罰に認定しました。
熊本市教育委員会 橋爪富二雄 審議員「準備物を巡る子どもとのやり取りをきっかけに、児童の座っていた椅子を蹴り転倒させた」
熊本市教育委員会によりますと熊本市東区の小学校に勤務する教諭が、去年、授業の中で学習プリントの準備について指導する際、児童が座っていた椅子を蹴り転倒させていました。椅子は木製の箱型で、教諭が蹴った勢いで横にずれたということです。
児童にけがはありませんでした。
橋爪審議員「椅子はスライドして横に抜けて向こうに行ってしまう。児童は(椅子が)抜かれた状態で上からドンっと」
記者「だるま落とし?」
橋爪審議員「そうですね」
教諭は児童の行動に対し誤解があったとして、「指導は適切ではなかった」と話しているということです。
今後、市教育委員会が処分を検討します。
また別の小学校での事案として『大きな音をたてた後、児童の体に触れた』とする指導を「不適切な行為」と認定しています。
市教委は誰が指導したのかについては、明らかにしていません。