山形大学学術研究院の男性教授(60代)が出勤停止5日間の懲戒処分 所属していない機関に所属しているように記載した論文発表するなど

山形大学学術研究院の男性教授(60代)が出勤停止5日間の懲戒処分 所属していない機関に所属しているように記載した論文発表するなど
テレビユー山形 2024/3/5(火) 18:42配信

山形大学学術研究院の60代の男性教授が、実際には所属していない機関に所属しているかのように記載するなどした論文を発表していたとして、山形大学がこの教授を5日間の出勤停止処分にしたと発表しました。

処分されたのは山形大学学術研究院の60代の男性教授です。

山形大学によりますと、教授が2016年ころから2022年までの間に発表した学術論文の中に、実際には所属していない機関に所属しているかのように記載したり、実際には公的な研究資金を受けていないのに、受けていると誤解されるような不適切な記載をしたりしていたものがあったということです。

また、大学とは別の機関で、継続的に講演や講義を行っていましたが、大学に対し必要な手続きをせず、無許可の状態でした。

こうしたことを受け、山形大学は役員会で処分を決定し、きょう付で出勤停止5日間の処分としたということです。

この教授は反省していると話しているということで、大学では論文の発行元に修正の手続きを行っているということです。

山形大学の玉手英利学長は「この度の行為は、大学教員としてあるまじき行為であり、大学の研究活動に関して、信頼を大きく損なうものであります。今後は、研究活動にかかる不正行為の防止および労務管理の徹底を、大学全体で取り組み、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。

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