北海道教育大で入試ミス2件「時間往復走」5メートルのはずが6メートル、「新曲視唱」事前に旋律をみるはずが…全員満点に
HBCニュース北海道 2024/3/5(火) 19:33配信
5日、北海道教育大学は、先月25日と26日に行われた、一般入試の実技検査で出題ミスがあり、あわせて60人の受験者に影響があったと発表しました。
北海道教育大学によりますと、先月25日に旭川校の芸術・保健体育教育専攻で、25人が受験していた5メートルの距離を往復する「時間往復走」の実技を、誤って6メートルの距離で行いました。
また、翌26日には岩見沢校の芸術・スポーツ文化学科音楽文化専攻で、35人が受験していた「ソルフェージュ」と呼ばれる実技内の「新曲視唱」で、事前に旋律を見る時間を設けるはずが、時間を与えずに行ったということです。
試験終了後にミスが発覚しました。
大学は、2件のミスに対し、誤った検査方法で実施され、記録や能力を評価することが困難と判断し、ミスのあった実技については、受験生全員の配点を満点としました。
北海道教育大学は、出題ミスの対象となった受験生全員に説明と謝罪を行い、「このようなミスの再発防止に向け、改めてチェック体制を見直し致します」とコメントしています。