逮捕の県立副校長、起訴休職へ 茨城

逮捕の県立副校長、起訴休職へ 茨城
茨城新聞クロスアイ 2024/3/11(月) 20:13配信

茨城県立つくばサイエンス高の副校長が有印私文書偽造・同行使などの疑いで逮捕された事件で、県教育委員会は11日、起訴後に副校長と面会し、起訴休職の手続きを進めていると明らかにした。同日開かれた県議会一般質問で、中村勇太氏(無所属)の質問に答えた。

県教委によると、起訴休職は本人の承諾がなくても発令でき、発令後の給料は原則として4割減となる。森作宜民教育長は「今後の対応は、法務相談などを踏まえ、迅速かつ厳正に進めていく」と述べた。

妻との離婚届を偽造して役所に提出したとして、警視庁麹町署は8日、有印私文書偽造・同行使などの疑いで、茨城県立つくばサイエンス高校副校長で医療ベンチャー「テラ」(令和4年に破産手続開始)元社長の遊佐精一容疑者(53)を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、遊佐容疑者の逮捕容疑は4年1月7日、50代の当時の妻との離婚届を偽造し、東京都千代田区役所に提出したとされる。
離婚届が受理されたことを知った元妻が4年11月に警視庁へ刑事告発。この離婚は同月、家庭裁判所で無効との判断が下った。
遊佐容疑者はその後に別の女と再婚。麴町署は女も偽造に関与した疑いがあるとみて、今後、同容疑で書類送検する方針。
茨城県教育委員会によると、遊佐容疑者は公募を経て昨年4月につくばサイエンス高校の副校長として採用。今年4月から校長を務める予定だった。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする