生徒会費190万円着服、国道に小テスト散乱も 高校講師を懲戒免職

生徒会費190万円着服、国道に小テスト散乱も 高校講師を懲戒免職
朝日新聞デジタル 2024/3/27(水) 13:26配信

 茨城県教育委員会は26日、生徒会費約190万円を着服したとして、県立鉾田第一高校の常勤講師(44)を懲戒免職処分にし、発表した。生徒会費は保護者から集めたお金で、すでに講師の父親が全額を弁済しており、警察に被害届は出していないという。

 高校教育課によると、講師は同校の部活動や文化祭で必要な物品購入にあてる生徒会費の会計を担当していた。昨年6月〜今年1月、1クラス分の文化祭の売り上げ3万円を口座に入金しなかったほか、部活動で使う用具代などとして架空の書類を事務室長に提出。この間、不正な会計処理は51件あり、計190万3128円の着服を確認したという。

 架空請求を見逃したとして、事務室長を減給10分の1とした。講師は県教委の調査に「生活費に充てた」と話したという。

 この講師は、今年1月、についても、講師が校外に持ち出そうとしたことが原因だったとして処分された。

 また県教委は、スマートフォンを使って勤務校の職員室で同僚の女性教職員のスカート内を盗撮したなどとして、県北地区の中学校の教諭(31)を停職6カ月の懲戒処分とした。義務教育課によると、教諭は1月、県迷惑防止条例違反の罪で罰金30万円の略式命令を受け、すでに納付した。

 道路交通法違反(ひき逃げ)の罪で執行猶予付きの判決を受けた、水戸市内の小学校教諭(56)については停職3カ月の懲戒処分とした。(宮廻潤子)

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県立高講師、生徒会費190万円着服 懲戒免職「生活費に充当」
毎日新聞 2024/3/26(火) 21:42配信

 茨城県教育委員会は26日、生徒会費約190万円を着服したなどとして、県立鉾田一高の桐内智典・常勤講師(44)を同日付で懲戒免職にしたと発表した。

 県教委によると、生徒会費の会計処理を担当していた桐内講師は2023年6月〜24年1月ごろ、架空の請求書を事務室長に提出するなどの着服を51回繰り返した。県教委の聞き取りに「光熱費の支払いが滞り苦しかった。生活費に充てた」と話したという。父親が全額返済した。

 23年秋ごろから、別の教員が部活動の備品を購入するため生徒会費から支出を求めても会計処理が滞ることがあり、校長が会計書類を点検して発覚した。生徒会費は生徒保護者から集め、主に部活動に使っている。桐内講師は24年1月、自家用車のトランクを閉めずに神栖市の国道124号を走行し、許可を得ず持ち出した小テストや授業プリントなどを散乱させた。

 また県教委は26日、ひき逃げや盗撮をしたとして公立小中学校の2教諭を停職処分とした。【長屋美乃里】

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