いじめアンケート調査結果の公文書、保存期間中なのに廃棄…福岡市教委「認識が十分でなかった」
読売新聞オンライン 2024/4/27(土) 16:24配信
いじめの発見につなげるために児童に行ったアンケート調査結果について、福岡市の市立小が、公文書としての保存期間中に原本の一部を廃棄していたことが分かった。アンケート自体は公文書で、市教育委員会の規則で3年間の保存が定められている。市教委は「認識が十分でなかった」としている。
市教委小学校教育課によると、廃棄されたのは、同小で2020年度から22年度にかけて児童が記入したいじめに関するアンケートの原本。今年3月に文書を精査する中で発覚した。学校側は原本の内容を集約したものを文書で保存していたが、原本の一部を廃棄していた。市教委は、各市立学校に対し、公文書の保管について周知を行ったとしている。