【横領】約20年で3500万円 九州ルーテル学院大 同窓会会計の女を逮捕
KKT熊本県民テレビ 2024/5/20(月) 18:53配信
九州ルーテル学院大学の同窓会の運営費を横領したとして、元会計担当の女が逮捕されました。被害額は約20年で3500万円に上るとみられます。
業務上横領の疑いで逮捕されたのは、熊本市中央区帯山のパート従業員本郷美惠子容疑者(64)です。
警察によりますと、本郷容疑者は2017年7月から2019年10月の間に、九州ルーテル学院大学の同窓会の銀行口座から22回にわたって合わせて151万円を引き出し横領した疑いが持たれています。
この横領をめぐっては2020年に不適切な経理処理が発覚し、去年4月に同窓会が刑事告訴していました。
同窓会の担当弁護士によりますと、本郷容疑者は1983年頃から会計担当として通帳や印鑑を管理し、聞き取りに対して20年間にわたり約3500万円を横領したと認めていて、このうち1000万円を弁済しています。
同窓会の幹部はOBが務めるケースが多く、会計は2人体制で別の1人は数年ごとに交代していましたが、本郷容疑者は「自分が続ける」と約40年にわたって担当していたということです。
一方、業務上横領罪の時効は「7年」でほとんどが時効になっていて今回は時効になっていない「151万円」についてのみの逮捕となりました。警察の調べに対し本郷容疑者は「借金の返済や生活費に使った」と容疑を認めているということです。