熊谷市の保育所で不適切保育 保育士2人を戒告処分/埼玉県
テレ玉 2024/5/23(木) 21:50配信
熊谷市の保育所で、当時4歳の園児を誰もいない教室に残すなど、不適切な対応があったとして、市は保育士2人を戒告処分としました。
戒告処分となったのは、熊谷市立玉井保育所で4歳児と5歳児のクラスを担当していた、30歳の女性主任保育士と40歳の非常勤の女性保育士、合わせて2人です。
熊谷市の保育課などによりますと、30歳の主任保育士はことし2月、当時4歳の園児2人だけを教室に残して、5分程度、外遊びをしたということです。
また、40歳の非常勤の保育士は、同じ日の朝の点呼で、2人がいることを把握しながら、名前を呼ばれた際に「いません」と答えていました。
市によりますと、園児2人が5歳児のクラスの歌を聞こうとせず、保育士が謝るよう注意したものの返事をせず、その後も複数回、声をかけても反応がなかったということです。
園児の保護者が保育所に相談して、事態が発覚しました。市の聞き取りに対し、保育士2人は卒園式などの行事に追われ、「余裕がなかった」と説明しているということです。
2人は、4月から市内の別の保育所に勤務しています。
小林市長は23日の記者会見で、「職員の意識改革を図り、再発防止と信頼回復に取り組みたい」と謝罪しました。