中学校教諭が飲酒運転、信号待ち中に寝る 泊まる予定の友人宅が留守…車で仮眠後に帰宅しようと 千葉県教委が停職処分
千葉日報オンライン 2024/8/22(木) 11:50配信
千葉県教委は21日、飲酒運転をしたとして、柏市立中学校に勤める男性教諭(31)を停職6カ月の懲戒処分にした。県教委の懲戒処分は本年度9件目。
県教委教職員課によると、教諭は3月13日の勤務後、自家用車で東京都葛飾区内の居酒屋を訪れ、同日午後8時半から11時半まで、知人3人と少なくともビール中瓶1本と緑茶ハイ5杯を飲んだ。泊まる予定だった知人宅を徒歩で訪れたが反応がなかったため、車で仮眠を取った後、帰宅するために車を運転。14日午前2時55分ごろ、足立区東和4の区道で信号待ち中に寝ているところを警視庁綾瀬署の署員に声を掛けられ酒気帯び運転が発覚した。
教諭は7月23日、東京簡裁から罰金30万円の略式命令を受け、8月2日に納付した。県教委の聞き取りに教諭は「気付いたら車を運転していた」と説明。「これまで関わった子どもや保護者に申し訳ない気持ちしかない」と述べているという。
県教委の担当者は記者会見で「県民の信頼を裏切り申し訳ない」と謝罪。再発防止策として、新たに各学校に「飲酒運転事故による被害者遺族の手記」を活用した校内研修を実施させる。