不適切な発言や至近距離からのノックなどを行った男性教諭を懲戒処分 三重県教育委員会

不適切な発言や至近距離からのノックなどを行った男性教諭を懲戒処分 三重県教育委員会
三重テレビ放送 2024/9/7(土) 12:00配信

 三重県教育委員会は、硬式野球部の部員に対して体罰や不適切な言動などを行ったとして、県立菰野高校の男性教諭を、6日付けで減給の懲戒処分にしたと発表しました。

 減給10分の1、1か月の懲戒処分を受けたのは県立菰野高校に勤める62歳の男性教諭です。

 三重県教育委員会によりますと男性教諭は、今年3月、練習中にスマートフォンを触っていた部員に対して胸ぐらをつかんだほか、複数の部員に対しても「馬鹿野郎」「殴ってくださいと言え」などの不適切な発言を行ったということです。

 また、去年11月には練習でミスをした部員に対して、至近距離からノックを行いそのボールが左腕に当たって3日程度のけがを負わせました。

 男性教諭は、20年前にも体罰を行って文書による訓告がなされていて、今回の件をうけて「自らを見つめ直し、改めて指導方法を勉強していきます」と話しているということです。

 6日の定例会見で、福永和伸教育長は「県民の皆様に対して公教育への信頼を大きく損なわせた」と謝罪しました。

 このほかに、県立高校の40代の教諭も、硬式野球部の部員に対して体罰を行ったとして文書訓告を受けていて、三重県教育委員会は「部活動指導者の研修などを通して再発の根絶につなげていく」としています。

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