「悩みを聞いてもらえなくなる…」17歳の教え子に淫らな行為をさせた高校教諭に懲役3年 執行猶予5年の有罪判決「少女の心身への悪影響は明らか」「不安などから応じざるを得ず」

「悩みを聞いてもらえなくなる…」17歳の教え子に淫らな行為をさせた高校教諭に懲役3年 執行猶予5年の有罪判決「少女の心身への悪影響は明らか」「不安などから応じざるを得ず」
SBC信越放送 2024/12/2(月) 14:24配信

長野県内のホテルで、当時17歳の少女にみだらな行為をさせた罪に問われた県立高校の教諭に2日、執行猶予が付いた有罪判決が言い渡されました。

児童福祉法違反の罪に問われたのは、長野市稲里町に住む県立高校に勤務する31歳男性教諭です。

起訴状などによりますと、教諭は2023年1月下旬から4月上旬にかけて3回にわたり、18歳未満と知りながら当時17歳の少女に、県内のホテルでみだらな行為を
させたとされています。

これまでの裁判で検察側は、被告が教師の立場を利用して、勤務先の生徒だった少女に近づき個人的な相談を受けていたと指摘。

被告は動機について、「長時間労働が続き、規範意識が低下していた」などと話していました。

地裁上田支部で開かれた2日の判決公判で、川邊朝隆裁判官は、少女は悩みを聞いてもらえなくなる不安などから応じざるを得なかったとし、「心身への悪影響は明らか」と指摘。

一方で、被告が反省の態度を示していることなどから、懲役3年、執行猶予5年の
有罪判決を言い渡しました。

弁護人は控訴するかどうか明らかにしていません。

18歳未満と知りながら17歳の少女にみだらな行為をさせたとして起訴された高校教諭の初公判があり、即日結審しました。被告は起訴内容を認めました。
児童福祉法違反の罪に問われているのは長野市に住む公立高校の教諭・宗倉祐被告(31)です。起訴状によりますと宗倉被告は去年1月から4月までの間、18歳未満と知りながら当時17歳の生徒に上田市内のホテルで3回にわたってみだらな行為をさせたとされます。
逮捕当時、宗倉被告は容疑を否認していましたが、きょうの初公判で起訴内容を認めました。検察側と弁護側で事実関係に争いはありませんでした。双方の冒頭陳述や被告人質問によりますと宗倉被告は生徒から家庭についての相談を受ける中で徐々に関係が深まり、被告からホテルに誘うようになったということです。被告は「最大で150時間を超える時間外労働があり、今思うと判断力が低下していた」などと、時折声を震わせながら話しました。検察側は、被告は妻を持ちながら自身の性的欲求を満たすために身勝手な犯行に及んだなどとして懲役3年を求刑。弁護側は被告の反省状況や性依存について病院で受診をする意思があることなどから執行猶予付きの判決を求めました。判決は来月2日に言い渡されます。

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