市立大月短大学長を減給の懲戒処分 ”セクハラ防止策不十分”
2024年12月23日 15時42分
大月市立の短期大学のが学生に「デートしよう」といったメッセージを送るなどして、懲戒免職の処分を受けた問題で、大月市は「管理監督を怠っていた」として23日、学長を減給の懲戒処分にしました。
大月市立大月短期大学の60代の元准教授は、学生に対しラインで「寂しいよ、デートしよう」とか、「大好きです」といったメッセージを送りつけ、セクシャルハラスメントにあたる行為を繰り返したなどとして、今月13日、懲戒免職の処分を受けました。
短大によりますと、元准教授は10年ほど前にもゼミでのハラスメント行為が認定され、当時、校外で女子学生とふたりきりで会わないことや、学生と飲酒をしないことを文書で約束したものの、その後も、こうした行為を繰り返していたということです。
大月市は「ハラスメント防止対策の管理体制が不十分で、元准教授への管理監督も怠っていた」などとして、23日、柳沢幸治学長に対して減給10分の1、2か月の懲戒処分にしました。
柳沢学長は「被害にあった学生や関係者に申し訳ない。再発防止を徹底する」としています。
学生へのハラスメント行為が認定されたのは、大月市立大月短期大学の60代の准教授です。
大月短大によりますと、准教授は2021年から2022年にかけ、SNSで学生に「デートしよう 大好きです」「会いたいよ〜」「付き合ってるみたい」などのメッセージを繰り返し送ったほか、ゼミ生に「1人でも課題が終らなければ全員単位を取得させない」などといったメッセージを送ったとされます。
大月短期大学の60代の准教授が指導する学生に「デートしよう」などのメッセージを繰り返し送り付けるセクハラ行為をしていた問題で、新たに昼食時に飲酒するなどの行為が明らかとなり、大月短大は13日、この准教授を懲戒免職処分としました。
これは別の案件
大月市の大月短大の50代の元教授が学生に対し、SNSで繰り返しメッセージを送る“アカハラ行為”をしていたとして、懲戒処分などを受けていたことが分かりました。
大月短大によりますと、元教授はおととし11月から2か月間にわたり、学生1人に対して早朝や深夜にSNSで指導する内容のメッセージを繰り返し送り付けていました。