1月11日、宮城県塩釜市で、自分が出産した女の赤ちゃんを雪に埋めて殺害したとして母親が逮捕された事件で、塩釜市は、母親の事件につながる兆候などを把握していなかったことが分かりました。 殺人の疑いで逮捕された塩釜市北浜2丁目の派遣社員、佐藤つなみ容疑者(24)の身柄は22日朝、仙台地方検察庁に送られました。 警察によりますと、佐藤容疑者は1月11日朝、自宅で出産した生後間もない女の赤ちゃんを自宅から20mほど離れた屋外で雪に埋めて殺害した疑いが持たれています。 今回の事件について、妊娠、出産や子育てを支援する塩釜市子ども未来課は、母親の事件につながる兆候などは把握していなかったとしています。また、今回の事件を重く受け止め、二度と同じようなことが起こらないよう部署内で話し合うとともに、妊娠・出産を一人で悩まないよう支援態勢をさらに強化していくとコメントしています。 警察は、引き続き、事件のいきさつや動機などを調べています。