1月25日(土)に開催される格闘技イベント『Breaking Down 14.5』の前日記者会見が、24日、都内会場にて行われた。 今大会では、日本初となるビンタ戦『Power Slap』(パワー・スラップ)の実施が決定、『Breaking SLAP』(ブレイキング・スラップ)として3試合組まれている。その1つが悪童レオと大阪喧嘩自慢シェンロンの対戦カードだが、前日会見で2人は乱闘騒ぎの連続で会場が大混乱となった。 【フォト】シェンロンの張り手、レオのグーパンチ!大混乱の乱闘騒ぎに 悪童レオは東大阪の不良で、親父狩りで少年院に入った経歴を持つ。BD9の西島恭平戦でデビューし、判定負けもプロキックボクサー相手に果敢に攻撃する姿が称賛された。そしてBD9.5では、欠場のジョリーに代役として急遽シェンロンと対戦。延長6ラウンドの死闘となり、ヒザ蹴りで左目を負傷してのTKO負けとなった。BD10ではせーやに判定勝ち。BD11では咲人と対戦も、ノーコンテストに終わっている。 記念撮影では、レオが中指を立てて挑発 一方のシェンロンは、過去に服役経験がある喧嘩自慢。地下格闘技で実績を積み、BD9にて行われた[喧嘩自慢団体対抗戦]の大阪代表の一人で、北関東の尾田優也とバチバチの打ち合いをして盛り上げたことで注目されることに。BD9.5はレオにTKO勝ちも、BD10で村田将一にTKO負けを喫した。24年3月に恐喝容疑で逮捕されるも不起訴となり、今回が禊マッチとなる。 会見で2人は、収拾のつかない乱闘の連続となった。シェンロンは会見の冒頭で、これまで自分がやってきた行いを謝罪して何度も頭を下げた。だが、レオとのフェイスオフになると、左の張り手をジャストミート。レオが向かってくるも、さらに左の張り手をヒット。レオは右のグーパンチで応戦すると、セキュリティが束になって2人を分けた。レオは「右の耳の鼓膜破れた。マジで聞こえん」と怒りモードに。 シェンロンの左の張り手がレオの頬に直撃 マイクを握ったシェンロンは「おいクソガキ。最近、卒園したんか」と挑発するとレオは「成人な。犯罪者が!」と返す。すると再び怒ったシェンロンが飛びかかるも、これはセキュリティが飛びついて阻止。だが、それでもシェンロンはまるで猛牛のようにレオに向かっていく。セキュリティが人数をかけてシェンロンを止めるも、今度はダイスケが飛び込んでセキュリティと格闘に。 もはや、無法地帯と化した状況に。それでもレオは意外にも冷静で「俺は言いたいことある」と席に座ると「俺はダナ・ホワイトとパワー・スラップをやりたい。その通過点として、このアホを倒す。おい、ダナ・ホワイト!(朝倉)海君に不利な条件でUFCでパントージャと試合させて、ナメているから俺とパワー・スラップで勝負しろ!それがダメならば、梅野源治でもいい」とまさかのアピール。 怒ったレオは、右のグーパンチで応戦 その後、2人は言い合いとなりシェンロンは「バブバブ言うとけ。お前の大阪の不祥事語ろうか」と脅すも、レオは「黙れ」と一言。シェンロンは「もっと言ってこいやー」と絡むも、レオは「お前らおっさんは、早くどけや」と最後まで一歩も引かなかった。 このままだと、明日のパワー・スラップは、互いにビンタをするだけでは終わらない気配だ。朝倉CEOは自身のYouTubeチャンネルで「グーで殴らないか心配」と話していたが、グーどころか蹴りまで飛び出しそうな勢いだ。 危険な2人の対戦は、ビンタの殴り合いだけで終わることを祈りたい。