偽ロレックス販売広域詐欺事件 “主犯格”とされる男の初公判 起訴内容認める

匿名・流動型犯罪グループ「トクリュウ」を巡る一連の広域詐欺事件について28日、主犯格とみられる元大学生の男の初公判が開かれ男は起訴内容を認めました。 トクリュウをめぐる一連の詐欺事件では高知・大阪・岡山など1府8県に及んでいてこれまでに19人が逮捕。被害総額はおよそ3730万円にのぼっています。28日、高知地方裁判所でその主犯格とみられる盛海斗(もり・かいと)被告(27)の初公判が開かれました。起訴内容によりますと盛被告は2024年8月、ほかの2人と共謀し広島の買い取り店で偽のロレックスの腕時計1つを売り現金430万円をだまし取った罪に問われています。 初公判で盛被告は「特にございません。事実に関しては」と述べ、弁護人は「公訴事実は争わない」としました。検察官は「秘密性の高い通信アプリで共犯者たちと連絡を取り合い、犯行に及んでいた。偽の腕時計を別の共犯者に売らせるだけでなく売る時の注意事項も伝えていた」などと主張しました。 検察は今後も盛被告を追起訴する方針で、次回の公判は3月25日(火)に開かれます。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする