宮城県の10代男性を脅迫し海外へ移送 男性はカンボジアで特殊詐欺に関与か トクリュウの男3人逮捕

宮城県内に住む10代の男性を海外へ移送しようと、だましたり脅迫したりして東京駅まで連行したとして、仙台市や東京都練馬区などの10代から20代の男3人が逮捕されました。 所在国外移送目的拐取の疑いで逮捕されたのは、仙台市宮城野区に住む自営業の男(23)と、東京都練馬区の建設作業員の男(20)、宮城県石巻市の漁師の男(16)の3人です。 3人は共謀して、去年5月ごろから7月ごろまでの間、知人の10代男性を海外へ移送する目的で「数日で帰れる仕事だ」と嘘をついたり脅迫したりして、去年7月上旬ごろ、男性を仙台駅から東京駅まで新幹線で連行した疑いが持たれています。 男性はその後、カンボジアに移送され、特殊詐欺事件に関与したとみられています。男性の家族から警察に行方不明届が出され、男性は現在、帰国しているということです。 警察は捜査に支障があるとして3人の認否を明らかにしていませんが、男らはSNSを通じて離合集散を繰り返す匿名・流動型犯罪グループ「トクリュウ」のメンバーで、今回の事件については23歳の男が首謀したとみられています。 警察は、東京駅からカンボジアまでの間で男性の移送に関わった他の人物がいないかや金の流れについて捜査しています。

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