インバウンド需要に対応するための国の補助金およそ3億円をだまし取ったとして、箱根の高級旅館を所有する不動産会社の社長が横浜地検に逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、株式会社ロハスの社長・窪沢圭容疑者(54)です。 横浜地検特別刑事部によりますと、窪沢容疑者は2022年から23年の間、ロハスが所有する箱根の高級旅館「松坂屋本店」「金乃竹塔ノ澤」「金乃竹仙石原」の改修工事の見積額を水増しするなどして、国の補助金およそ3億円をだまし取った疑いがもたれています。 この補助金はインバウンド需要に対応するための宿泊施設の改修費用を補助するもので、窪沢容疑者は実際には3つの旅館で合わせて3億円程度だった工事費の見積もりを6億円以上に水増しして申請し、補助金をだまし取っていたということです。 横浜地検特別刑事部は窪沢容疑者の認否を明らかにしていません。