都内の特殊詐欺被害、過去最悪 24年、153億円に急増

警視庁は10日、2024年に東京都内で発生した特殊詐欺の被害総額は約153億円(前年比約71億円増)に上り、過去最悪だった18年の約1.7倍に急増したと明らかにした。警察庁が公表した全国の総額は約721億円で、都内で2割を超えた。電話で警察官を装い不安をあおる手口が前年の3件から806件に増え、注意を呼びかけている。 警視庁によると、電話で警察官を装い「あなたは容疑者だ」「逮捕状が出ている」と脅してLINEなどでのやりとりに誘導。偽の警察手帳や逮捕状を示し信用させることもある。ネットバンキングなどを使い現金を振り込ませるのが特徴で、若者を含めて幅広い世代が被害に遭っている。

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