〈バラエティ番組はNG〉…ドラマ主演級女優の極秘リスト持ち出しか「有名プロデューサー」意外な評判

〈年間で出演料4000万円〉 〈バラエティ番組はNG〉 男が持ち出したとされる極秘リストには、こうした有名女優の内部情報が記されていたという――。 警視庁築地署は2月2日、不正競争防止法違反(営業秘密の領得)の疑いで神奈川県横浜市に住む会社員・山本和佳容疑者(36)を逮捕した。山本容疑者はタレントキャスティング会社G社の元社員で、同社の機密情報を外部に持ち出そうとしたとされる。 「逮捕容疑となった事件は’23年10月30日に起きました。山本容疑者は東京都足立区内のインターネットカフェにG社から支給されたノートパソコンを持ち込み、G社のシステムにアクセスしてタレントの契約内容など数百件をUSBメモリーに保存したとされます。そこには連続ドラマの主演級の女優の年齢や出演料などの基本情報の他、〈バラエティ番組はNG〉など、極秘事項が記されたリストもあったそうです。 山本容疑者はG社から機密情報を抜き出した2日後に、同業他社に転職しています。転職先でこれらの情報を活用しようとしていたようで、流出に気づいたG社が警察に相談し、事件が発覚しました」(全国紙社会部記者) ◆テレビ出演契約の仲介を担当 フライデーデジタルのカメラマンは2月4日、山本容疑者の送検を撮影。警察署から出てきた際は前を向いていたが、報道陣に気づくと顔を伏せた。 山本容疑者は芸能界では有名なプロデューサーだった。 「大学卒業後、大手芸能事務所へ入社。5年ほどマネージャーとして働き、G社ではプロデューサーとしてテレビ出演契約の仲介を担当していました。勤務態度はとてもマジメでしたよ。気遣いの人で、社内外の評判はかなり良かったと思います」(芸能事務所関係者) 神奈川県警の元刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏が解説する。 「テレビ局やキャスティング会社にとって、タレントに関する情報はとても重要です。共演や番組などのNG事項や必須事項を知らずにキャスティングすると、思わぬトラブルを招きますから。山本容疑者はG社の機密情報を持ち出すことを条件に同業他社へ転職したのかもしれません。不正に得た情報を利用して、自分を高く売り込もうとしたとも考えられるんです」 警察は捜査に支障があるとして、山本容疑者の認否を明らかにしていない。

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