警察庁が参加する国際共同捜査で、ランサムウェア攻撃グループ「8Base」のロシア人幹部4人が逮捕されました。警察庁は暗号資産の流れなどを解析し、このうち2人の特定に貢献したということです。 警察庁によりますと、パソコンなどに侵入してデータを暗号化し、身代金を要求するウイルス「ランサムウェア」を使う攻撃グループ「8Base」のロシア人幹部4人が、国際共同捜査の結果、タイで逮捕されました。 「8Base」は「Phobos」というランサムウェアの亜種を使用するグループで、アメリカ政府は「Phobos」による被害額は世界中で24億円以上が確認されているとしています。 日本でも2020年以降、行政機関や医療機関、IT系などの中小企業が狙われ、およそ90件の被害が確認されています。 今回、警察庁はロシア人幹部らが使用していた暗号資産の流れを解析し、うち2人を特定して逮捕に貢献したということです。