横浜市と東京都町田市の半径約7キロの範囲で昨年11月18日に4件相次いだ路上強盗事件で、横浜市西区の1件に関わったとして、神奈川県警は13日、17~21歳の男3人を強盗致傷容疑で再逮捕、少年1人を逮捕したと発表した。県警がほかの事件との関連を調べている。 少年捜査課によると、逮捕されたのは無職松本直人(21)=住居不定=、商品仕分け作業員高橋瑠己(21)=横浜市旭区=、建設作業員の少年(17)、高校1年の男子生徒(15)=いずれも相模原市南区=の4容疑者。松本容疑者と男子生徒は「間違いありません」と容疑を認め、高橋容疑者は「一緒にいたが、やっていない」と否認、少年は黙秘しているという。 再逮捕容疑は共謀し、昨年11月18日午前5時過ぎ、横浜市西区西平沼町の路上で、通勤中の男性(53)の顔をヘルメットで殴るなどし、現金4万6千円のほか、パソコンやスマホなど12点(計32万8100円相当)を奪い、けがを負わせたというもの。再逮捕された3人は別の傷害事件で逮捕されていた。 4人はオートバイ2台に分乗し現場を訪れ、松本容疑者と男子生徒は、「事件前に、歩いている人を狙って金を取ろうと話した」という趣旨の供述をしているという。 同日、横浜市旭区であった強盗事件の現場近くの防犯カメラでも、似た姿のバイク4人組が確認されているといい、関連を調べている。(加藤美帆)