*この記事は、フランスの新聞社「Le Figaro」グループが発行する「madame.lefigaro.fr」で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。 ノルウェー王太子妃の長男は、2024年11月に強姦容疑で逮捕された。元交際相手から暴行の疑いがかけられ、さらに多くの若い女性から性的虐待の疑いも浮上しており、新たな証拠が彼の事件をさらに追い詰める形となっている。 次々と明るみに出る衝撃的な事実。2024年8月に最初に逮捕され、その後11月にも元交際相手を含む複数の女性に対する暴行や虐待の疑いで再逮捕された、ノルウェーのメッテ=マリット王太子妃の長男、マリウス・ボルグ・ホイビー。しかし、彼の問題はまだ解決していないようだ。 ノルウェーのメディア『ダーグブラーデット』によると、警察は27歳のマリウス・ボルグ・ホイビーのデジタル機器のひとつに隠されたフォルダから、性的な内容を含む画像や動画を発見したという。その中には、ノルウェーでよく知られるテレビ司会者のリニー・マイスターが写っており、これを受けて彼女は証言を求められた。取り調べの中で、彼女は自身の許可なく撮影された写真が存在することを知り、驚きを隠せなかったが、それでもなおマリウスを「ハンサムで礼儀正しい」と評したという。 この事件は、2018年にオスロ郊外のスカウグム宮殿内で起こったとされる他の複数の暴行に新たに加わる形となった。この宮殿には、ノルウェーのホーコン王太子とその妻メッテ=マリット王太子妃(マリウス・ボルグ・ホイビーの母)が暮らしている。警察は宮殿内の特定の部屋を確認し、それを証拠のひとつとして新たな告訴を行ったという。