新幹線の改札で駅員に暴力を振るったとして、鹿児島県に住む70代の男が熊本県警に逮捕されました。 暴行の疑いで熊本県警に逮捕されたのは、鹿児島県新屋敷町に住む自称会社員の男(77)です。 男は去年(2024年)11月17日午前10時45分ごろ、JR熊本駅(熊本市西区)の構内で30代の女性駅員の胸部を押し、さらに20代の男性駅員の腕を殴った疑いが持たれています。 警察によりますと、男は熊本駅で新幹線を降りる際、有人改札で特急券だけを渡そうとしたため、女性駅員が乗車券の提示を求めました。 しかし乗車券としても使用できる株主優待券には乗車時に必要な押印などがなかったため、この駅員が押印などをして処理をしたところ、男が逆上。「さらしてやる」とスマホを向けながら女性駅員の胸部を押し、止めに入った男性駅員の腕を殴ったということです。 警察は防犯カメラの映像などから男を特定しました。男は警察の調べに対し、「やっていない」と容疑を否認しています。 また男は熊本に来た理由について「マッチングアプリで出会った女性とお見合いをするために来た」と話していて、この日は新幹線を使って鹿児島中央駅から熊本駅に来たということです。