東日本大震災"グループ補助金水増し受給"水産会社に1億9900万円返還命令へ 宮城

東日本大震災のグループ補助金を1億2000万円多く不正に受け取ったとして宮城県塩釜市の水産会社の元社長が逮捕された事件です。県は、不正の事実が確認でき次第、補助金の返還命令を出す方針であることがわかりました。 塩釜市のカネヨ山野辺水産の元社長山野辺文幹容疑者(64)は、2020年7月施設の修繕費を水増しして県に申請し、震災のグループ補助金を1億2000万円多く、不正に受け取った疑いがもたれています。実際の修繕費は1億530万円でしたが2倍以上となる2億6580万円かかったように偽っていたということです。 県は、不正の事実が確認でき次第、カネヨ山野辺水産に対し補助金の全額およそ1億9900万円の返還命令を出す方針です。一方、水増し請求を見抜けなかったことについて県は「審査は複数の職員で行っていて申請書や、実績報告書に不審な点はなかった」と説明しています。グループ補助金の不正受給を巡る逮捕は県内で初めてです。

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