ライブ配信中に20代女性が刺されて死亡…ITジャーナリストが指摘する配信者が絶対に気をつけるべきこと

3月11日午前9時50分頃、東京都新宿区高田馬場の駅前路上で20代の女性が頭部や首、胸などを刃物で刺され、心肺停止の状態で病院に搬送されたものの死亡するという事件が発生した。 警視庁は殺人未遂容疑で現場にいた40代の男を現行犯逮捕。男は「殺そうとは思っていませんでした」と話しているといい、逮捕前には女性とトラブルがあったという趣旨の話をしていたとされる。 「女性はインターネットの配信者とみられ、被害に遭ったときにも山手線1周を歩くという配信企画の最中だったようです。急に“ギャー! 助けて!”という声が上がり、数分後に画面に血だらけの人が映り出されるという配信になったといいます。逮捕された男は女性配信者の視聴者、リスナーだとも言われていますね」(ワイドショー関係者) 事件発生時には配信ライブの視聴者からは、 《通り魔?》 《お願い!!!助かってくれ。。》 《はやく運んであげて》 と心配する声が寄せられていた。 多くのテレビ番組にも出演をするITジャーリストの三上洋氏は、配信者とリスナー(ファン)の関係をこう語る。 「この問題は、配信者が位置情報や現在地をどれだけ公開するか、しないかという問題ではないんです。顔出しで配信しようがしまいが、リアルタイムで屋外で配信するとなると、“凸(とつ)”と言われるリスナーが会いにきてしまうんです。 事前に“凸NG”と言うことはできますが、リアルタイムで配信する時点でリスクはあるわけです。だからと言って、今回の被害者に非があるわけではなく、加害者が100%悪いのですが。 こういった事件が起こるたびに、配信者に対して“配信するな”と言ってしまいたくなりますが……それは、芸能人に“芸能活動をするな”と言うのと同じですからね。それでは意味がない。このような前提がある上で何が言えるかというと、こういった事件が起きてしまうのは、やはり“配信者とファンの関係性の問題”が大きいと考えられます」(三上氏、以下すべて同)

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