大規模スカウトグループが全国の性風俗店に女性を紹介していた事件で、岐阜地検は11日、女性が売春する場所を提供したとして、売春防止法違反の罪で、岐阜市の歓楽街「金津園」のソープランド「ウェットフラジール」(同市加納水野町)の経営者の容疑者(59)、店長の容疑者(50)と、同店を経営する法人「ロマン」(同市)を起訴した。 起訴状によると、両被告は共謀し1月23日〜2月18日の間、複数回にわたり同店で女性従業員が不特定の男性客に売春すると知りながら、店の個室を使用させたとしている。 両被告と従業員ら計5人は2月、売春防止法違反の疑いで、県警と警視庁などの合同捜査本部に逮捕、送検された。岐阜区検は11日、同店従業員の男性(71)を略式起訴し、岐阜簡裁が罰金10万円の略式命令を出した。従業員の40代男性2人については、地検が同日、処分保留で釈放した。