住宅のリフォーム工事を無許可で行ったとして、警視庁暴力団対策課は建設業法違反(無許可営業)の疑いで、東京都渋谷区神宮前の無職、清水謙行容疑者(49)ら男4人を逮捕した。清水容疑者は「スーパーサラリーマン清水」を名乗り、SNS(交流サイト)で従業員を募集、最大で150人程度が在籍する悪質リフォーム業者のグループを統括していたとみられる。 清水容疑者の逮捕容疑は令和5年秋、相模原市など神奈川県内の2軒の住宅で、屋根の修繕などをそれぞれ530万円、693万円で請け負い、無許可で工事をしたとしている。 暴対課によると、いずれの住宅でも「屋根瓦がずれている」「棟板金が外れている」などと噓を言って工事を請け負っていた。同課は今年2月、リフォーム工事を不正受注したとして、従業員6人を詐欺未遂容疑で逮捕していた。 清水容疑者らのグループは平成31年2月~令和6年2月、計100億円以上を売り上げていたとみられる。