大分県警はだまされたふり作戦を展開し、待ち合わせ場所に現れた24歳の男を逮捕したと発表しました。 詐欺未遂の疑いで逮捕されたのは、愛知県大治町に住む男(24)です。警察によりますと、男は氏名不詳者と共謀して3月10日、佐伯市内の80代女性の住宅付近で現金150万円をだまし取ろうとした疑いが持たれています。 警察によりますと、事件当日、80代女性に「息子さんが脱税をして警察沙汰になり、逮捕されるかもしれない。弁護士に相談すれば罪にならない。そのためには200万円が必要」など電話がありました。 女性は、現金150万円を用意したものの、『息子の携帯電話が使えなくなった』など会話の中で不審点があり、息子の家族に連絡。詐欺を疑い、警察に通報しました。 そして警察は「だまされたふり作戦」を展開。自宅近くの待合せ場所に男が現れましたが、現金を受け取らず、その場を立ち去ろうとしたため、捜査員が職務質問を行い、容疑が固まったため逮捕したということです。 警察は男が特殊詐欺グループの受け子役と見て、捜査を進める方針です。