【桑名】三重県警は13日、麻薬取締法違反(営利目的輸入)の疑いで、ベトナム国籍で桑名市高塚町5丁目、店員ファン・ティ・ホン・ニュン容疑者(22)を逮捕したと発表した。名古屋税関四日市税関支署は同日、関税法違反の疑いで、ファン容疑者を津地検四日市支部に告発した。 逮捕容疑は昨年11月、何者かと共謀し、ドイツからファン容疑者の自宅アパートに麻薬であるケタミンの粉末496・84グラムを発送。営利目的で日本国内に輸入した疑い。県警は認否を明らかにしていない。 県警と四日市税関支署によると、小包は成田空港(千葉県成田市)に届き、税関の輸入検査で粉末が見つかった。袋に入った粉末はアルミホイルで包まれ、その上からチョコレートでコーティングされていた。 ファン容疑者は技能実習生として入国していたという。県警は国内外に協力者がいる組織的な犯行とみて、共謀者の特定などを進めている。