マカオの路上でカジノで負けた中国人の男女が寸借詐欺

マカオ治安警察局は3月14日、タイパ島の新興住宅街にある路上でいわゆる”寸借詐欺”を行ったとして40代の中国人(中国本土居民)2人(男女各1人)を逮捕したと発表。 同局によれば、同月12日に地元の女性から通報があったとのこと。被害者は11日夜にタイパ島・南京街を歩いていた際、1組の男女から「スマートフォンの支払いアプリのアカウントが凍結され、現金の持ち合わせもなく、生活に困っている」と声をかけられ、相手に同情し、凍結解除後に返済すると約束してチャットアプリの連絡先を交換した上、現金4000パタカ(日本円換算:約7.4万円)を貸したが、翌日(12日)返済に関する連絡をしたところ、相手に返済を拒否され、詐欺に遭った可能性があるとして同局へ通報するに至ったという。 通報を受けた同局が「天眼」と呼ばれる公共エリアの監視システムを活用して男女の身元を特定し、12日夜にマカオ半島の皇朝エリアの路上で逮捕に成功。男女は同局の調べに対して犯行を認めた上、動機についてはカジノで負けたことを挙げたとのこと。なお、男女は逮捕時、1万8900パタカ(約35.1万円)、800香港ドル(約1.5万円)、100人民元(約1900円)の現金を所持していたという。同局では、男女を詐欺罪検察院送致する方針。 マカオでは、しばしば同様の事案が報告されている。

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