トランプ政権は、不法移民の強制送還に日系アメリカ人を強制収容するために使われた法律を適用しました。 アメリカ・ルビオ国務長官は16日、声明で人身売買や麻薬密輸に関わるベネズエラのギャング組織「トレン・デ・アラグアのメンバー数百人の国外追放を開始し、エルサルバドルが移送と収監に協力した」と明らかにしました。 国外追放に適用したのは、第2次大戦中に日系アメリカ人を強制収容するために使われた「敵性外国人法」で、当局が対象者をテロリストなどの「敵性外国人」と判断すれば即座に逮捕や強制送還などの措置をとることができます。 法律の適用を巡っては、ワシントンの連邦地裁が強制送還を差し止める仮処分を出していましたが、トランプ政権はこれに応じなかった形で反発も予想されます。