2月に秋田県北秋田市で新聞配達していた女性が車にはねられて死亡し、運転手が現場からそのまま立ち去った事故で、秋田地方検察庁は14日、車を運転していた36歳の男を危険運転致死とひき逃げの罪で起訴しました。 起訴されたのは、北秋田市米内沢の会社員の男(36)です。 起訴状などによりますと、被告の男は2月9日、北秋田市元町の市道を酒を飲んだ状態で車を運転し、時速40キロ以上のスピードで走行しました。 そして、自転車で新聞配達していた当時56歳の女性に衝突して死亡させた上に、現場からそのまま立ち去ったとして、危険運転致死とひき逃げの罪に問われています。 警察は被告の男を過失運転致死などの疑いで逮捕していましたが、検察は事故の状況などから、危険運転致死に切り替えて起訴しました。 検察は被告の認否を明らかにしていませんが、警察の調べに対し被告は「車で何かにぶつかった」と話しているということです。 被告が運転していたとみられる車は前方部分が大破していて、近くの駐車場に駐車されていました。