タイで拘束の男、逮捕へ 高校生誘拐でも捜査 大阪府警

ミャンマーで日本人の高校生をだまして特殊詐欺に加担させたとしてタイ警察に拘束された日本人の男について、大阪府警は25日にもタイから移送し、知人を監禁した疑いなどで逮捕する方針を固めた。 17日、捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、男は藤沼登夢容疑者(29)。昨年8月20日、大阪市西区の路上で20代の知人男性を車に乗せ、スタンガンで電流を流すなどの暴行を加え監禁するなどした疑いが持たれている。 事件後、藤沼容疑者は海外に逃亡。タイ警察や関係者によると、ミャンマーで特殊詐欺の運営に関与した疑いで先月13日にタイの首都バンコクの空港で拘束された。 日本人の高校生は、同容疑者とオンラインゲームを通じて知り合い、悩みを相談する中で「タイに来て」と誘われ渡航。ミャンマーの犯罪拠点に連れて行かれ、今年1月に保護された。日本の警察当局は、藤沼容疑者について、高校生をだましてミャンマーに誘拐した疑いでも捜査している。

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