県内で２月に確認された特殊詐欺の被害は前の月を上回る３６件で、被害額は１億円以上に上ったことが分かりました。 県警によりますと、先月確認された特殊詐欺の被害は３６件で、被害額はおよそ１億１５００万円でした。 １月と合わせた被害額はおよそ３億３２００万円に上り、去年の同じ時期よりおよそ３億円増えています。 特に警察官を名乗り、逮捕をちらつかせて保釈金などの名目で金銭を要求する詐欺が多いということです。 また、ＳＮＳ型の詐欺も依然として多く発生しています。 先月は県内の６０代男性が恋愛感情を利用され、およそ２年にわたって、現金や電子マネーカードなど合わせて２６００万円以上をだまし取られるロマンス詐欺の被害が確認されています。 警察は、「会ったことのない人から金の話が出たら詐欺を疑ってほしい」と注意を呼び掛けています。