ススキノ殺人 検察は母親み懲役1年6カ月求刑

ススキノのホテルで男性が殺害された事件。娘の犯行を手助けした罪に問われている母親の裁判がきょう札幌地裁で開かれ、検察は懲役1年6カ月を求刑し、結審しました。 おととし7月、札幌・ススキノのホテルで男性が殺害され頭部が切断された状態で見つかった事件では、札幌・厚別区の田村瑠奈被告ら親子3人が殺人などの罪で逮捕・起訴されています。このうち母親の浩子被告の裁判では、娘が遺体を遺棄するのを手助けした罪などが成立するかどうかが争われています。 札幌地裁できょう開かれた裁判。検察は「被告は、被害者に対する娘の怒りを事前に認識していた」「ビデオ撮影を修被告に頼むことで娘の犯行を心理的にも後押しした」などと指摘。死体遺棄・死体損壊ともにほう助の罪が成立するとして懲役1年6カ月を求刑しました。一方の弁護側は「娘が自宅に頭部を持ち帰るまで男性の殺害計画は知らなかった」などと述べ、いずれの罪も成立しないとして、改めて無罪を主張しました。 札幌地裁は今月12日、父親の修被告に死体損壊ほう助などが成立するとして、懲役1年4カ月、執行猶予4年の判決を言い渡しています。母親の判決は5月7日を予定しています。

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