箱根の旅館「豊栄荘」離れに放火などした疑い、元従業員の男を再逮捕「黙秘します」

神奈川県箱根町湯本茶屋の温泉旅館「豊栄荘」で2月、木造平屋の離れ「雉子(きじ)亭」が全焼した火事で、県警捜査1課と小田原署は18日、建造物侵入と非現住建造物等放火の疑いで、同旅館元従業員の男(52)=小田原市荻窪=を再逮捕した。 再逮捕容疑は、2月11日午前2時45分ごろから同3時50分ごろまでの間、雉子亭に侵入して放火し、全焼させたとしている。 同課によると、男は「黙秘します。弁明もありません」と供述、容疑を否認している。 この火事では雉子亭のほか、約30メートル離れた新館の一部も焼損。県警は同月26日、新館に侵入して放火し、客室を焼損させたとして、男を建造物侵入と非現住建造物等放火の疑いで逮捕していた。 男は2016年10月から昨年6月まで豊栄荘で勤務していたが、同5月9日に解雇通告を受けていた。同日午後には豊栄荘本館が全焼しており、県警は新館や雉子亭火災との関連を調べる。

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