バイパス酒気帯び逆走、正面衝突1人死亡事故 24歳男を危険運転致死罪で起訴 静岡地検浜松支部「成立すると判断」

2024年12月、浜松市の国道1号浜名バイパスを酒気帯びで逆走し、死亡事故を起こしたとされる24歳の男が2025年3月19日、危険運転致死の罪で起訴されました。 危険運転致死の罪で起訴されたのは浜松市中央区の会社員の男(24)です。 起訴状によりますと、男は2024年12月、酒を飲んだ後に浜松市の国道1号浜名バイパス下り線を時速約88キロメートルで逆走し、正面衝突事故を起こして1人を死亡させた罪に問われています。 事故直後、男は過失運転致死と酒気帯び運転の疑いで逮捕されていましたが、その後の捜査から静岡地検浜松支部はより刑罰の重い危険運転致死罪を適用し、起訴しました。 地検浜松支部は「捜査した結果、危険運転致死罪が成立すると判断したものである」とコメントを出しています。 捜査関係者によりますと、男が逆走する前に警察の職務質問を振り切っていることや、酒を飲み正常な判断ができない中で運転したことなどが適用の判断につながったとみられるということです。 警察の調べに対し、男は飲酒運転については容疑を認めていますが、逆走については「覚えていない」と話しているということです。 男は事故当時、麻薬を含んだ液体などを所持していたとして、麻薬及び向精神薬取締法違反の罪ですでに起訴されています。

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